防草シートの厚さについて

防草シートの厚さは製品(防草)機能を直接表すスペックではないため、表示指定ない製品があります。

防草シートは、主にネットの遮光性で光合成を妨げる事で、植物の生長を抑制する物になります。したがって重要なのは遮光率(弊社製品は基本的に99%以上)で、次が樹脂製品として紫外線劣化に対する耐久性ということになり、この場合は厚さよりも目付け(単位面積あたりの重量)になります。

防草シートの厚さを気にする方が多いですが、これのみでは防草機能を比較できず生地のスペックの一つに過ぎず、あくまでもご参考までに、といった数値になります。

弊社の防草シートは、主に強力な樹脂製の織物タイプを中心にご用意させていただいております。これら製品の厚さは(織物なので)均一ではなく、スペックとして表示しません。実測値では場所により異なりますが、およそ0.3-4mmといったところです。
不織布の場合はある程度厚さが表記されるケースがありますが、大事なのは遮光性と突き抜けに対する強度になるので、これも実はあまり意味を持ちません。不織布では細い繊維を絡めて制作する生地なので、厚さがあっても重量が軽く、繊維が細いので紫外線劣化が早いケースもありえます。そのため、弊社では耐久性と高い遮光性を備えた織物タイプの防草シートを中心に、一部に長期の耐久性を持った不織布タイプをラインアップしております。

なお織物タイプは経済的で高耐久なので広い面積に使いやすく、不織布タイプは自由にカットして場所に合わせた設置がし易い、また一部製品については突き抜け強度にも優れていますが上を歩くような場所には不向きになります。